「ありがとうを伝えたい」道に迷い泣いていた90歳。捜しています、案内してくれた2人の優しい女子生徒

 2021/10/10 21:00
女子生徒を捜している河部惠美子さん=鹿児島市永吉2丁目
女子生徒を捜している河部惠美子さん=鹿児島市永吉2丁目
 「心優しい2人のおかげで無事郵便局にたどり着けた。ぜひ会ってお礼を言いたい」。道に迷い、疲れ果てて泣きながら歩いていたところを助けてもらった鹿児島市の90歳女性が、道案内をしてくれた2人の女子生徒を捜している。

 同市永吉2丁目で1人暮らしの河部惠美子さん(90)。視力や聴力が弱く、つえをついてゆっくりとしか歩けない。残暑が厳しい9月30日、書留を受け取るため鹿児島中央郵便局にバスで向かった。

 午前8時前に鹿児島中央駅に着いたが、バスが止まった西口の利用は初めて。なかなかたどり着けず、不安と疲労で涙を流しながら歩いていると、高校生とみられる2人連れの女子生徒が声を掛けてくれた。

 2人は「郵便局は反対方向ですよ」と驚いて、歩くのもままならない河部さんを抱えるようにして中央駅まで案内。様子に気付いた駅員が「あなたたちは学校に行きなさい」と引き取り、車いすで郵便局まで連れて行ってくれた。駅には後日、出向いてお礼ができたが、生徒は学校が分からないという。

 河部さんは南日本新聞販売城西中央営業所に相談。「ぜひ会ってお礼を言いたい。学校にも感謝したい」と話している。同営業所(日祝除く午前10時~午後6時)=099(203)0602