衆院選19日公示 ポスター印刷、掲示板設置… 業者も短期決戦「技術を総動員」

 2021/10/13 09:06
 31日投開票の衆院選は12日、公示まで1週間となった。鹿児島県内では立候補予定者の選挙ポスター印刷や掲示板の取り付けが急ピッチで進んでいる。選挙日程が当初想定より1〜2週間早まり、受注業者も短期決戦の作業に追われている。

 日置市の印刷業・協業組合ユニカラーには、岸田文雄首相が選挙日程を表明した4日ごろから、3人の立候補予定者から正式にポスターの注文が入った。経験値がものをいうだけに熟練オペレーターを中心に24時間態勢で印刷機を回している。

 12日は立候補予定者の顔写真が載った政党の選挙活動用ポスター約千枚を印刷した。岩重昌勝理事長(61)は「時間がなく刷り直しもできない。色合いを気に入ってもらえるよう技術を総動員する」と意気込んだ。

 鹿児島市の朝日印刷は県内外の4人の立候補予定者から受注。リーフレットやはがきの印刷も任された。「コロナ禍で注文が減っている中での特需」と営業本部の本清晃マネジャー(59)。「デザインから印刷まで全てが急ピッチ。ポスターは印象第一なので、健康的に見えるように心掛けている」と話した。

 衆院選では県内約5800カ所に候補者の掲示板が設置される。鹿児島市選挙管理委員会から設置を受注した同市の永仮建設は12、13日の2日間で鴨池、東郡元、宇宿など55カ所に立てる。

 県庁前に取り付けていた石田武弘主任(45)は「国政選挙では毎回バタバタするが、今回は日程が予想より早まり、特に忙しい」とパネルの固定に汗を流した。