2021/10/14 10:10

不登校2年連続最多 公立小中高で2989人 コロナで生活リズムに乱れ 20年度・鹿児島県内

 鹿児島県教育委員会は12日、2020年度の児童生徒の問題行動・不登校調査の結果を公表した。公立小中高校生の不登校は前年度比286人増の2989人で2年連続、最多を更新した。公立小中高、特別支援学校のいじめの認知件数は9171件で、前年度と比べ1088件減った。県教委はいずれも「新型コロナウイルス感染拡大の影響」と分析。不登校は「生活リズムの乱れや登校意欲がわきにくい状況が生まれた」、いじめは「学校生活が制限され子ども同士が関わる機会が減ったため」としている。

 県教委によると、不登校の内訳は、小学校595人(前年度比129人増)、中学校1671人(同160人増)、高校723人(同3人減)で、児童生徒全体に占める割合は1.86%。特に中学生が多く、およそ25人に1人が不登校だった。

 理由は「無気力、不安」が最も多く、「親子の関わり方」「生活リズムの乱れ、遊び、非行」などが続いた。県教委は、学習のつまずきを補う個別指導の充実や学校行事による仲間作りの推進など対策を取るとしている。

 いじめの内訳は、小学校が6470件(前年度比1324件減)、中学校2196件(同271件増)、高校482件(同24件減)、特別支援学校23件(同11件減)。いじめ防止対策推進法で定める「重大事態」は3件だった。

 いじめの内容は「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が64.5%で最多。パソコンや携帯電話での誹謗(ひぼう)中傷は前年度より1ポイント増え2.8%だった。いじめの解消率は83.4%(前年度比6.1ポイント減)。

 学校から報告があった暴力行為は75件増え272件。自殺は5人で、県教委はいじめとの関連について「個人が特定される可能性があり答えられない」としている。
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