種雄牛「秀春幸」 おやじ超え ロース芯面積 鹿児島県歴代1位に 「華姫博」は霜降り2位 県肉改研

 2021/10/18 21:30
秀春幸(肉用牛改良研究所提供)
秀春幸(肉用牛改良研究所提供)
 鹿児島県肉用牛改良研究所(肉改研)=曽於市=は13日、産肉能力検定を終えた新規種雄牛「秀春幸(ひではるゆき)」で、高級部位のロース芯面積の成績が7年ぶりに県内歴代トップを更新したと発表した。「華姫博(はなひめはく)」は、霜降り度合いを示す脂肪交雑(BMS)の成績が歴代2位だった。

 検定では、種雄牛候補の精液を人工授精して生まれた去勢牛最大8頭の枝肉を調べる。秀春幸は7頭を4日、華姫博は8頭を6日に終えた。

 秀春幸のロース芯面積は81平方センチで、県平均を17.9平方センチ上回った。ロース芯はステーキなどに使われる部位で、これまでの最高は、父・秀幸福の72平方センチだった。平均BMSは8.1、枝肉重量512.3キロ、バラ厚9.2センチでそれぞれ県平均を超えた。数値が小さい方が良いとされる皮下脂肪厚は県平均と同じ2.8センチ。

 華姫博の平均BMSは9.1で、県歴代トップだった金華勝の9.3に次ぐ2位で、9を超えたのはこの2頭のみ。枝肉重量515.4キロ、ロース芯面積68平方センチ、バラ厚9.5センチ、皮下脂肪厚2.7センチで、全ての項目で県平均より優秀な成績だった。

 共に2016年生まれ。秀春幸は肉改研で誕生し、母の父は華春福。華姫博は東串良町生まれで、父は華春福、母の父は百合茂。どちらもスーパー種雄牛といわれた第20平茂や神高福の血を濃く受け継ぐ。喜亀忠や勝忠平、安福久を父に持つ母牛に交配すると相性が良いとされている。

 肉改研は「どちらも肉質・量ともに好成績。特に華姫博は種牛性も兼ね備え、県の雌牛の改良にも活躍が期待される」としている。
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