郷土から世界へ飛躍 7人の感性「フロム・ジ・エッジ」展開幕 鹿児島市立美術館

 2021/10/15 11:50
先鋭的な作品に見入る来場者=14日、鹿児島市立美術館
先鋭的な作品に見入る来場者=14日、鹿児島市立美術館
 1980年代の鹿児島に生まれた美術家7人を紹介する鹿児島市立美術館の特別企画展「フロム・ジ・エッジ」(南日本新聞社など主催)が14日、始まった。絵画や立体作品約100点を展示。南の端から全国、海外へ飛躍した若手たちの豊かな感性を伝える。11月7日まで。

 日置市生まれの七搦(ななからげ)綾乃さんは、木彫の新作を出品。両腕を広げた人を思わせる造形で、体を覆う布のなめらかな質感が目を引く。

 実在しない都市の地図作りに取り組む今和泉隆行さん(鹿児島市生まれ)は、市民の落とし物を“再現”。レシートや学生証には住所まで細かく印字され、来場者は架空の町に想像を膨らませていた。

 緻密なペン画を描く篠崎理一郎さん(同)は鹿児島大学出身。後輩に当たる理学部4年の坂元遊杜さん(21)は「学部の先輩と知って驚き。自分の周りからもアーティストが出るかもしれないと興味が湧いた」と話した。

 一般1000円、高大生800円、小中生600円。18、25日休館。期間中は出品者のトークイベントや公開制作もある。同館=099(224)3400
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