川内原発1号機 特別点検開始 塩田・鹿児島県知事、九電社長と19日面会 「情報提供を要請」

 2021/10/19 07:30
 九州電力は18日、川内原発1号機(薩摩川内市)で、法定の40年を超える運転延長に必要な特別点検を始めた。これを受け塩田康一知事は19日、福岡市の九電本店で池辺和弘社長と面会する。取材に「特別点検の内容や結果について情報提供を要請する」と述べた。

 塩田知事は原発の安全性を検証する県専門委員会で延長の可否を議論する。原子力政策に批判的なメンバーを年内にも複数追加する方針だ。「運転延長申請までに出せないデータもあるかもしれないが、池辺社長には専門委の検証に遅れが出ないよう協力を求める」と説明した。

 特別点検では、半年程度かけ、取り換えの難しい原子炉容器などの劣化状況を超音波や電流で調べたデータを基に確認する。その後、他設備の劣化状況も評価し、延長するかどうか決める。

 川内1、2号機は、2024年7月、25年11月にそれぞれ運転期限を迎え、延長する場合、期限の1年前までに原子力規制委員会への申請が必要になる。規制委が認可すれば最長20年延長できる。

 1号機は今月17日に原子炉を停止し、約3カ月間の定期検査に入った。2号機の定検と特別点検は来年2月下旬に始める。
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