川内原発特別点検 専門委で運転延長議論へ 九電に検証作業への協力要請 塩田知事、九電社長と面会

 2021/10/20 07:35
 鹿児島県の塩田康一知事は19日、福岡市の九州電力本店で池辺和弘社長と面会し、川内原発1、2号機(薩摩川内市)の40年を超える運転延長に必要な特別点検について、積極的な情報提供や入念な点検、県の専門委員会が実施する検証作業への協力を要請した。

 池辺社長は延長申請は点検結果を踏まえて判断するとした上で、「真摯(しんし)に受け止め、県民に安心してもらえるよう積極的な情報公開に努める」と応じた。

 九電は1号機の特別点検に18日に着手し、2号機も来年2月下旬に始める予定。いずれも半年程度かけ、取得したデータを基に劣化状況を評価する。

 塩田知事は専門委で延長の可否を議論する方針で、年内にも原子力政策に批判的なメンバーを加えて態勢を整える。検証作業への協力として、点検結果や原子炉などの劣化状況評価の説明を要請。面会後、「科学的・技術的な検証をしっかり行っていく」と語った。

 川内1、2号機は、2024年7月、25年11月にそれぞれ運転期限を迎える。最長20年の延長が特例で認められるが、期限の1年前までに原子力規制委への申請が必要になる。