大舞台で輝け13人の吹奏楽部 奄美市・朝日中学校 「少人数でもいい音楽はできる」 九州代表で全国大会へ

 2021/10/21 21:05
全国大会へ向け意気込む朝日中学校吹奏楽部の生徒=奄美市名瀬
全国大会へ向け意気込む朝日中学校吹奏楽部の生徒=奄美市名瀬
 奄美市の朝日中学校吹奏楽部が、23日に名古屋国際会議場で開かれる全日本吹奏楽コンクールに初出場する。九州大会に13人の最少人数で臨み好成績を収め、奄美群島内の中学校では44年ぶりとなる快挙を成し遂げた。部員は「うれしい。本番では楽しみながら最高の演奏をしたい」と意気込む。

 福岡市で8月に開かれた九州吹奏楽コンクールは、県内3校を含む28校が出場。多くの学校が上限の50人に近い編成の中、同校は全国大会に出場できる4枠の一つを勝ち取った。審査員から「一人一人の技術が高い。小編成のお手本」「メロディーが美しい」などと高く評価された。

 トランペットやトロンボーン、チューバの奏者はいない。人数が少なく楽器の種類は限られるが、1人で二つを担当するなど工夫する。ユーフォニウムをメインに、波のような音を奏でるオーシャンドラムも担当する2年の国分さくらさんは「難しさもあるが、小編成だからこそ経験できる。オーシャンドラムでひと味違う音を加えられる」と話す。

 10日は保護者ら関係者向けに壮行会を兼ねた定期演奏会が同校体育館であり、課題曲「吹奏楽のためのエール・マーチ」、自由曲「天女の舞」を披露した。部長の3年平野愛海さんは「本番はチームワークのよさを生かし、いつも通り楽しんで演奏したい。少人数でもいい音楽ができると知ってほしい」と抱負を語った。