ワン、ワン 11月1日「犬の日」 甘えん坊、いたずら…奥方ら守る11匹ワンちゃん 宮之城島津家・宗功寺墓地 鹿児島・さつま町

 2021/11/01 07:30
10代久濃夫人の墓に彫られた犬の親子。母の背で子犬も眠る=さつま町虎居の宗功寺墓地
10代久濃夫人の墓に彫られた犬の親子。母の背で子犬も眠る=さつま町虎居の宗功寺墓地
 11月1日は「ワン、ワン」の鳴き声にちなんだ犬の日。江戸時代、宮之城郷の領主だった宮之城島津家の墓所・宗功寺墓地(さつま町虎居)で、愛らしい犬に出合った。

 34基ある墓石の台座には、植物や動物の彫刻が施されている。特に心引かれたのが、18世紀末~19世紀後半に建った4基に彫られている計11匹の犬だ。

 前足に頭を載せて眠る垂れ耳は、鼻に触れたら起きそう。別の墓では、うちわをくわえて跳ね回る犬も。いずれも子犬がそばにいて、甘えたり遊んだりする姿がほほえましい。

 4基には奥方ら女性が眠る。「安産や子を守る象徴として、犬が彫られたのでは」と町文化係。対照的に、当主の墓は馬の像が多い。