利用者の交流仲介・15分83円の無人店・カフェ併設…多彩 共用オフィス続々 JR鹿児島中央駅周辺

 2021/11/09 11:00
コミュニケーターが常駐する「ライカワークラウンジ」=鹿児島市中央町
コミュニケーターが常駐する「ライカワークラウンジ」=鹿児島市中央町
 鹿児島市のJR鹿児島中央駅周辺に、さまざまなスタイルのコワーキングスペース(共用オフィス)が登場している。県内外への交通の便がよく、ビジネスマンの往来も活発なエリア。各施設は多彩なサービスを展開し、多様化する働き方に対応する。

 今年6月開業したライカワークラウンジ(同市中央町)。料金は1時間770円から。一時利用会員は600人を超え、行政マンや県外の上場企業社員もいる。

 大きな特徴はコミュニケーターが常駐する点。加治屋紗代さん(41)が雑談から趣味や好み、スキルなどが合う利用者同士をつなぎ、新たな交流を生む。「フリーランスや副業をする人が増え、自分のスキルを生かす場所を探している人は多い」と加治屋さん。

 IT企業へ転職活動中の20代男性は、プログラミングスクールに通う傍らほぼ毎日訪れる。「コミュニケーターがウェブ系に強い他の利用者を紹介してくれるので、日々勉強になる」と利点を語る。

 5月オープンのプライベートオフィスオアシス(同)は木目調の落ち着いた雰囲気。無人店舗だが、監視カメラを多く設置してセキュリティーに万全を期す。料金は15分83円からと割安だ。利用者は1日平均5人ほど。管理を担う徳丸脩己さん(39)は「女性や個人事業主の利用が目立つ。ここの住所で法人登記もできる」と話す。

 バンビーナ(同)は2018年12月から営業し、カフェを併設する。オーナーの宮永昌代さんは「駅周辺は人通りが多く、交通の要衝で集客しやすい」と出店理由を説明する。コワーキングブースは、飲み物などワンオーダーに加えて1時間300円から。「席料が要らないカフェでのんびり仕事してもらってもいい。天井も高く、のびのびとした空間で作業したい人は利用して」とアピールする。