鹿児島県内の景況「足踏み」 日銀鹿児島支店、判断据え置き コロナ下、観光・外食需要落ち込み続く

 2021/11/13 16:00
 日銀鹿児島支店は9日、最近の県内金融経済概況を「足踏み状態となっている」と発表し、1月からの判断を据え置いた。新型コロナウイルス下で、観光や外食の需要落ち込みが続いている。

 観光は「厳しい状況が続いているものの、足もとでは持ち直しの動きがみられている」とした。企業からは、県内の感染状況が落ち着いた9月中旬以降は県内外の客が増えたほか、県の観光補助事業の再開で、宿泊稼働率はコロナ前の2019年の7~8割まで回復したとの声もあった。

 個人消費は、9月の百貨店・スーパー販売額が前年を下回ったが、家電大型専門店販売額は上回った。市街地の人出回復に伴い来客数は持ち直している。若年層や家族客の経済活動の活発化がみられる一方で、高齢客の回復は鈍く、警戒感が根強いとの声も聞かれた。

 上條俊昭支店長は「2年近くコロナ禍が続き、感染が落ち着いても巣ごもり需要が底堅いとの指摘がある。消費者行動が変化したと捉えるべきなのか注視していきたい」と話した。