22年間ありがとう 奄美・沖縄航路「クイーンコーラル8」最終便出港 新造船「クロス」は20日就航

 2021/11/17 09:11
手旗を振り、最終便の出港を見送るマリックスラインの社員ら=16日午後6時、鹿児島市の鹿児島新港
手旗を振り、最終便の出港を見送るマリックスラインの社員ら=16日午後6時、鹿児島市の鹿児島新港
 マリックスライン(鹿児島市)が運航する奄美・沖縄航路の「クイーンコーラル8」(4945トン)が16日、最後の航海を迎えた。乗客や乗員からは、就航以来22年にわたり離島の暮らしを支えた同船を惜しむ声が聞かれた。

 出港前、船の側面には、利用客が帰省や結婚式、修学旅行など同船での思い出を書き込んだ横断幕を掲示。社員らが手旗を振って見送るなか、定刻の午後6時に鹿児島新港を離れ、那覇港へ向かった。

 夫の通院に付き添うため月1回利用してきた奄美市の朝野美加代さん(70)は「船長が波の様子などを都度アナウンスしてくれ、安心だった。これで終わりかと思うとさみしい」と名残惜しい様子。森隆船長(48)は「スピードが売りの船だった。長い間よく頑張ってくれた」とねぎらった。

 同船は19日に鹿児島新港に戻り、役目を終える。20日からは新造船「クイーンコーラルクロス」(8000トン)が就航する。