霧島神宮が国宝指定へ 建造物で鹿児島県内初 装飾、社殿の構成評価

 2021/11/19 17:00
霧島神宮の拝殿(中央)、本殿(右奥)など
霧島神宮の拝殿(中央)、本殿(右奥)など
 国の文化審議会は19日、霧島市の霧島神宮本殿・幣殿・拝殿を国宝(建造物)に指定するよう、末松信介文部科学相に答申した。鹿児島県内の文化財が国宝に指定されるのは、1964(昭和39)年の太刀銘国宗(工芸品)以来2件目で、建造物では初めて。近く、官報の告示により正式に指定される。

 審議会は、高低差のある立地を生かした社殿構成や、建物全体に施された豪華な装飾を高く評価した。

 霧島神宮は6世紀、霧島山上に開かれたのが始まりとされる。現在の社殿は1715(正徳5)年に薩摩藩主・島津吉貴の寄進で建立され、1989(平成元)年に重要文化財(重文)の指定を受けた。社殿のうち登廊下や勅使殿などは重文にとどまる。

 また、審議会は鹿児島神宮(霧島市)を重文に指定するよう答申した。県内の国宝・重文は41件、うち建造物は12件となる。
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