空港内の広大な草刈り、無人トラクターにお任せ 国交省、鹿児島空港に初導入 省人化で年470万円削減

 2021/11/26 08:39
草刈り用のトラクター(右)と草を集めるトラクター=25日、霧島市の鹿児島空港
草刈り用のトラクター(右)と草を集めるトラクター=25日、霧島市の鹿児島空港
 国土交通省は25日、自動で空港内緑地の草刈りをするトラクター2台を全国で初めて鹿児島空港(霧島市)に導入した。省人化により、担い手不足の解消とコスト削減が期待される。

 トラクターは1台1800万円。全球測位衛星システム(GNSS)と通信して位置情報を把握し、離れた場所からタブレットで操作する。作業エリアを登録すれば、自動でルートを決定して走る。1台は草を刈り、2台は刈った草を集める。

 空港は、滑走路の周辺を平らな状態で維持するため緑地を設けている。同省によると、鹿児島空港は約94万平方メートルを作業員6人がかりで年に3回、約2カ月ずつかけて草刈りをしており、年間約6400万円の費用がかかっていた。自動トラクター導入により5人で対応でき、1人分の人件費(年470万円)が削減できるという。

 同省は鹿児島空港を皮切りに、国が管理する14都道府県14空港に自動運転トラクターを配備する。大阪航空局の塩田昌弘空港部長は「芝生の管理は安全管理上必要。大いに活躍を期待する」と話した。
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