〈詳報〉鹿児島県、新たなコロナ警戒基準運用 5段階で「レベル0」 会食 人数・時間制限11カ月ぶり解除

 2021/11/26 10:30
鹿児島県庁
鹿児島県庁
 鹿児島県は25日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染拡大の警戒基準を新たに医療の逼迫(ひっぱく)状況を重視する5段階の「レベル」へと見直し運用を開始した。直近の新規感染者数がおおむねゼロとなっており、現在の状況を「レベル0」と判断。昨年12月下旬から飲食店での会食の際に求めていた「少人数、短時間利用」の制限を11カ月ぶりに撤廃した。

 新たな警戒基準は0~4の5段階で、政府分科会が策定した新指標を受け設定。県が昨年8月に運用を始めた4段階で区分する「ステージ」は人口10万人当たりの新規感染者数が中心的な指標だったが、医療提供体制を重視。従来の指標7項目のうち入院率を撤廃し、新たに国の予測ツールを用いた3週間後の必要病床数を加えた。

 「レベル0」から「1」への移行は、直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)0.4人以上が指標となる。県新型コロナ感染症対策室は「1日当たり1人の感染者が1週間続いた場合に該当する」とした。県内の17~23日は0.06人。

 レベル「2」は従来の「ステージ3相当」で一般医療に負荷が生じ始めた状況。最大確保病床の使用率が20%を超えた場合などを想定している。「3」は一般医療への制限が相当程度かかる状況。「4」は対応できる病床を大幅に超えた場合で国から支援を受ける。

 レベルの引き上げに応じ、飲食店の時短要請やイベント開催の人数制限などの制約がかかる。県は感染対策を強化した第三者認証店の利用促進を引き続き掲げる。また、10月1日から適用していた「感染拡大警戒期間」は11月25日から「感染防止対策徹底期間」へと変更した。

 会見で塩田康一知事は第三者認証店の利用を呼び掛けつつ「忘年会などで経済活動が活発になる。夏の爆発的な感染拡大を忘れることなく、引き続き感染防止対策を徹底してほしい」と注意を促した。