国の補助金受けた工事 工期遅れたのに「完了」と虚偽 屋久島町

 2021/11/27 09:09
口永良部島の簡易水道施設工事について説明する荒木耕治町長≡26日、屋久島町議会
口永良部島の簡易水道施設工事について説明する荒木耕治町長≡26日、屋久島町議会
 国の補助金を受けた屋久島町・口永良部島の簡易水道施設工事を巡り、完了日を偽った検査調書を町が国に提出した問題で、町は26日、補助対象の工事の一部が工期内に終了していなかったことを明らかにした。

 町によると、担当者や業者への聞き取りなどで判明した。これまで、遅れたのは町単独分の工事のみと説明していた。補助金の返還を求められれば対応するとしている。

 26日の町議会全員協議会で報告した荒木耕治町長は「完成していないのに検査調書を作り、工事完了前に工事代金を支払った。その責任は私にもある」と謝罪した。

 工事総額は2億6020万円。町によると、検査調書に問題があった事業額は9122万円で、補助金は3481万円だった。本来の工期は2020年10月20日から21年3月19日。町は3月26日付で工事完成の検査調書を作成し、国に提出したが、一部の工事は9月5日までかかっていた。