大相撲・千代鳳が引退 「歴史刻んだ志布志の星」 地元ファン、功績ねぎらう

 2021/11/28 12:33
2014年4月、小結に昇進した番付表を手に喜ぶ千代鳳(左)。右は元横綱千代の富士の先代九重親方=東京都墨田区
2014年4月、小結に昇進した番付表を手に喜ぶ千代鳳(左)。右は元横綱千代の富士の先代九重親方=東京都墨田区
 大相撲の元小結千代鳳関(29)=志布志市出身=の引退と年寄「佐ノ山」襲名が27日、発表された。鹿児島県出身力士として約20年ぶりに三役を務め、兄の千代丸関とともに人気を集めたが、最近は故障に苦しんだ。県内の関係者は、大きな功績を残した力士人生をねぎらい、「親方としても頑張って」と第二の人生にエールを送った。

 母・木下みどりさん(68)=志布志市=には場所前、本人から引退の連絡があったという。「覚悟はしていたが、本当につらい場所だった」と涙声で語る。「地元の人から『鳳がいるから頑張れる』と励まされてきた。ゆっくり体を休めて、第二の人生で力を発揮して」といたわった。

 「ケガでの引退を本人も悔しがっていた」と話すのは志布志大相撲後援会の河本正男会長(76)。2014年夏場所で小結に昇進するなど故郷を沸かせ、「志布志の星として歴史を刻んだ。慰労会を開いてあげたい」と話す。「親方や他の力士からの信頼も厚い。親方として頑張って」と期待した。

 園児時代の千代鳳関を世話した志布志保育園の坂田ツミ子園長(79)は「体格がよく、明るく元気な子でサッカーが上手だった。兄弟で活躍し、私たちも元気をもらった」と振り返る。「寂しいが、よく頑張ったとほめてあげたい」とたたえた。
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