絶滅危惧種サシバ、推計2000羽が越冬 奄美大島と加計呂麻島 野鳥の会など7団体調査

 2021/11/30 07:30
調査で撮影されたサシバ=奄美市笠利(鳥飼久裕さん提供)
調査で撮影されたサシバ=奄美市笠利(鳥飼久裕さん提供)
 タカ科の渡り鳥で絶滅危惧種のサシバの個体数調査が奄美大島、加計呂麻島の両島であり、約2000羽が越冬していると推定されることが分かった。NPO法人奄美野鳥の会は「サシバにとって重要な越冬地であり、豊かな自然がある証し」としている。

 両島での大がかりな調査は初めて。20~23日あり、島内外7団体のメンバーら56人が参加し、目視で記録した姿の特徴や鳴き声などから推定した。これまで宇検村の写真家・与名正三さん(70)が調査した同村の約300羽しか分かっていなかった。

 野鳥の会の鳥飼久裕会長は「調査を続けて生息環境や羽数をさらに詳しく把握し、保護や啓発に役立てたい」と話した。

 サシバは体長約50センチで、翼を広げると1メートル余り。東北以南の国内などで過ごし、南西諸島や東南アジアなどで越冬する。
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