「鹿児島黒牛」国内最大・東京食肉市場へ 県経済連が出荷本格化

 2022/03/08 12:43
 JA鹿児島県経済連は7日、かごしまブランドに指定されている「鹿児島黒牛」について、全国のトップブランド牛が上場される東京食肉市場への出荷を本格化させた。同日は江籠畜産(南さつま市)が育てた雌牛10頭が競りにかけられ、最高でキロ単価2706円を付けた。今後は月約60頭を継続的に出荷していく。

 東京食肉市場は、牛肉の年間取扱高1000億円を超える国内最大の市場で、松阪牛、近江牛などの有名銘柄も上場される。県経済連は2年前から直営農場を通して月24頭を出荷していたが、今年10月に全国和牛能力共進会が鹿児島で開かれるのを機に、系列農家を含めた本格出荷に踏み切った。

 江籠畜産の10頭はいずれも最上級のA5等級と評価された。枝肉の平均重量は509キロ、平均単価は2538円だった。江籠範厚社長(53)は「(鹿児島黒牛としての)出荷第1陣という重圧もあったが、一定の評価をしてもらえてよかった」と話した。

 県経済連肉用牛課は「順調に滑り出せた。これからも上質な鹿児島黒牛を出荷し、ブランド確立につなげていきたい」としている。