豊臣秀吉の時代に朝鮮半島から伝来 伝統菓子「高麗餅」作りで日韓交流 おいしく歴史学ぶ 日置・美山地区

 2022/05/04 21:30
蒸し具合をチェックするイム・アルムさん(右)ら=日置市東市来の美山地区公民館
蒸し具合をチェックするイム・アルムさん(右)ら=日置市東市来の美山地区公民館
 「高麗餅(これもち)」を作って、美山と韓国の歴史をおいしく学ぼう-。鹿児島県日置市東市来の美山地区公民館で4月24日、地域住民を対象にした料理教室があった。

 高麗餅は薩摩焼と同様に、豊臣秀吉の時代に朝鮮半島から連れてこられた陶工らが伝えたとされる。韓国出身で同市の国際交流員イム・アルムさん(29)と東京都出身の地域おこし協力隊伊藤明子さん(46)が、高麗餅が韓国のお菓子シルトック(シル=蒸し料理に使う陶器、トック=餅)に似ていることに着目。同市と協力して企画した。

 主原料はどちらも米粉ともち米粉と小豆。米粉の割合や砂糖の量に違いがある。高麗餅を蒸す工程は3回に分かれており、20人の参加者はその間に高麗餅や美山の歴史について学んだ。

 イムさんが事前に作ったシルトックと食べ比べた盛山華菜さん(鹿児島城西高3年)は「高麗餅はもちもちでおいしいけれど、私は塩味の効いたシルトックの方が好み」と笑顔。イムさんは「高麗餅を通して、韓国との歴史的なつながりを感じてもらえれば。地域の方と楽しく交流できてよかった」と語った。