病気の祖母の髪が治療で抜け落ち…9歳男児、3年かけてヘアドネ 「男の子なのに―」心ない言葉にも堂々 「男女とも好きな髪形でいい」

 2022/05/17 12:30
ヘアドネーションのために伸ばした髪を31センチ切った桐原大和君=鹿児島市山下町
ヘアドネーションのために伸ばした髪を31センチ切った桐原大和君=鹿児島市山下町
 鹿児島市の平川小学校4年桐原大和君(9)は、医療用かつらに寄付するため3年近く伸ばした髪31センチをカットした。「髪形に男女は関係ない。ヘアドネーションへの理解を広げたい」と話している。

 放射線治療を受ける祖母の髪が副作用で抜け落ちるのを間近で目にし、「大好きなおばあちゃんのカツラにするんだ」と1年生の夏に決意した。寄付する男の子をニュースで知ったことにも背中を押された。

 街中では何度も女子に間違われた。男子と分かると、母の里奈さん(32)に「男の子なのに見苦しい」と心ない言葉を浴びせる人も。その度に桐原君は「寄付のために伸ばしている」と胸を張って説明してきた。

 髪は1日にカットした。ヘアドネーションを知り、「男の子も女の子も好きな髪形にすればいい」と考えが変わった桐原君。「困っている人を助けたい」と力強く語った。6年生でもう一度50センチ以上を寄付する目標を掲げた。