男子テニスの鳳凰20連覇 5試合ストレート勝ち、昨年の控え選手がチームに勢い 鹿児島県高校総体

 2022/05/23 15:45
ダブルス戦を制して男子団体20連覇に貢献した鳳凰の小田(左)・大神組=知覧テニスの森
ダブルス戦を制して男子団体20連覇に貢献した鳳凰の小田(左)・大神組=知覧テニスの森
 2022年度鹿児島県高校総合体育大会は22日、各地で10競技があった。テニス団体は鳳凰の男子が20連覇、女子が3連覇を達成した。

 男子団体の鳳凰は、5試合をストレートで下す“完全優勝”で20連覇を果たした。鹿実との決勝は第1シングルス、ダブルスで勝ち、第2シングルスの結果を待たずに優勝。兼子周大監督は「自分がいた時代からの連覇を続けてくれた」と選手をたたえた。

 チームを勢いづかせたのは、第2シングルス中原のプレーだ。粘りに粘り抜く得意の形に持ち込み、いち早く1セット目を奪取。コート外から見た南主将は「中原が声を出して周囲を引っ張ってくれた」。第1シングルスの河野は、相手の逆を突く攻撃がさえた。ダブルスの小田・大神は、練習してきたネットプレーで得点を重ねて優勝を決めた。

 中原は昨年同大会ではメンバー外だった。1年生から続ける部活ノートに1年前から感謝の言葉を加えた。コート外でも自らを高める行動に、チームも刺激を受けたという。中原は「決勝は落ち着いてプレーできた。全国ベスト4を目指す」と充実した表情を見せた。

◆女子の鳳凰3連覇、急造ペア流れ呼ぶ

 急造ペアが流れを呼び込んだ。準決勝まで控えていた鳳凰の3年山田が決勝でダブルスに出場。ボールが弾みやすいハードコートに対応し、主導権を渡さなかった。2年片山と初めてペアを組んだ山田は「役割分担がはっきりしていたので不安はなかった。優勝に貢献できてよかった」と喜んだ。

 第1セット4ゲーム目。スマッシュと2本のボレーで3連続得点。片山が安定したストロークでラリーを重ね、ネット際のボールを身長167センチの山田が相手コートにたたき込む。狙い通りのプレーを続け、2人は「よしっ」と笑顔を見せた。

 隣コートで苦戦していた第1シングルスの2年岡村はダブルスの活躍を見て落ち着きを取り戻す。「気持ちが楽になった」。最後は得意のフォアハンドの逆クロスを右隅に打ち込み、優勝を決めた。

 スタンドから声援を送った主将の梶原愛は「レギュラーも控えも一丸となって全国ベスト8を目指す」と力を込めた。