修業先の本場フランスで世界に挑む 鹿児島市の総料理長、日本代表メンバー入り「技術、地元に還元したい」

 2022/05/24 18:20
チームジャパンに選出された東園勇樹シェフ=鹿児島市呉服町のレストラン&バーハイライン
チームジャパンに選出された東園勇樹シェフ=鹿児島市呉服町のレストラン&バーハイライン
 鹿児島市呉服町のレストラン&バー「ハイライン」のシェフ東園勇樹さん(35)が来年1月、仏パリで開かれるフランス料理の世界大会「ボキューズ・ドール」に日本チームのメンバーとして出場する。今年1月に大阪市であった日本大会で最終選考の6人中、4位に。1人が辞退し、3人で構成するチームの1人に繰り上がった。「家族やスタッフのサポートのおかげ。世界大会も頑張る」と意気込んでいる。

 若手料理人の登竜門とされるボキューズ・ドールはパリで隔年開催される。味はもちろん、料理の美しさや温度、丁寧さが審査される。

 1月の最終予選で東園さんは、課題の青森産シャモロックと鳥取産シイタケを蒸し焼きにし、霧島市福山町の黒酢を使ったソースをあしらった一皿で勝負。料理全体のバランスと色合いが評価された。

 料理の道を歩み始めたのは高校卒業後。野菜の皮や肉の骨など、本来は捨てる部分まで全て使い切るフレンチの魅力に引かれ、県内のホテルで腕を磨いた。2018年からフレンチレストラン「ハイライン」の総料理長として腕を振るう。

 世界大会は、かつて1年間修業したフランスで開催される。東園さんは「本場の技術を体験、吸収し鹿児島に還元したい。若い世代が地元で料理をしたいと思ってもらえるよう頑張っていきたい」と話した。