西郷輝彦さんしのぶ会にファンら1350人 「努力の人」「行動力と元気もらえた」…青春のスターとの別れ惜しむ

 2022/06/19 07:30
6月18日、西郷輝彦さんをしのび、献花台に花を手向けるファンら=鹿児島市の城山ホテル鹿児島
6月18日、西郷輝彦さんをしのび、献花台に花を手向けるファンら=鹿児島市の城山ホテル鹿児島
 2月に75歳で死去した鹿児島市出身の歌手で俳優の西郷輝彦=本名・今川盛揮(せいき)=さんをしのぶ会が18日、同市のホテルであった。会場には穏やかな表情を浮かべた写真が掲げられ、ファンら1350人が献花。58年にわたる芸能活動や温かな人柄に思いをはせた。

 60~70代を中心に県内外から訪れた多くのファンは、ヒット曲が流れる中で思い出を語り合い、青春を共にしたスターとの別れを惜しんだ。

 会場にはステージ衣装をはじめ、ポスターや色紙などゆかりの品200点超が並んだ。ファンが詰めかけたため、開場は30分前倒しに。「君だけを」「青年おはら節」を歌う若き日の姿がスクリーンに映ると、涙を拭う人もいた。

 西郷さんは1964年、17歳でデビュー。高校時代にファンクラブを立ち上げた西美智子さん(74)=日置市=は「駅の伝言板に会員募集のメッセージを書いた。西郷さんと出会って行動力と元気をもらえた」と感謝した。主演ドラマ「どてらい男(ヤツ)」が好きという山口量弘さん(82)=鹿児島市中山町=は「仕事を選ばず、歌も演技もできる努力の人」と振り返った。

 会は地元後援会の薩輝(さつき)会(伊牟田均会長)が主催。妻の今川明子さんら家族も訪れた。