九州高校総体・陸上男子1600メートルリレー 鹿児島南、県高校記録を6年ぶり更新し栄冠 昨年の全国総体優勝タイム上回る

 2022/06/20 13:32
男子1600メートルリレーを県高校記録、大会記録で制した鹿児島南=沖縄市陸上競技場
男子1600メートルリレーを県高校記録、大会記録で制した鹿児島南=沖縄市陸上競技場
 2022年度全九州高校体育大会は19日、各地でバドミントンなどがあった。陸上は男子1600メートルリレーで鹿児島南が3分11秒67の県高校新記録で頂点に立った。

■ライバルと競い合い「力引き出された」

 真っ赤なユニホームの、黄色い「M」がトラックを駆け抜けた。鹿南の精鋭4人は男子1600メートルリレー(マイル)の県高校記録を、6年ぶりに更新する大会新。全国の強豪と渡り合える好記録に、新開浩一監督は「県記録を目標にしていた。熊本工業としのぎをけずり、力が引き出された」とたたえた。

 1走須田はスタートラインで胸に手を当て「連覇する」という先輩との約束を思い出した。ライバルは昨年、最後まで競り合った熊工だ。2日前の400メートルリレーは同着1位で、互いに強く意識していた。

 「マイルで決着をつける」。須田は持ち味の力みのない走りで好位置につけ、先頭集団で2走へ。成長著しい1年金城が、がむしゃらに集団から抜け出し先頭へ。直前に三段跳びを制し3冠を決めた太田が堅実につなぎ、アンカー坂元が切れ味鋭い走りで締めた。

 選手層の厚さもチームの底上げにつながっている。4人に加えて、400メートル障害で全国切符を手にした西窪、昨年のリレーメンバーの主将川上も控える。

 この日たたき出した3分11秒67は、昨年の全国総体優勝タイムを上回る。それでも3年太田は「バトンパスなど修正すべき点はまだある」。油断しない姿勢は、さらなる進化を予感させる。