〝和牛五輪〟全共鹿児島大会まで、いよいよ100日 候補牛の選考進む 会場は馬術競技場予定地
2022/06/28 09:33

全共鹿児島大会をPRする大会マスコットキャラクターの「かごうしママ」=26日、鹿児島市東開町のイオンモール鹿児島
種牛の部が開催されるメイン会場の県立農業大学校跡地(霧島市牧園)を23日に訪れた。審査会場や仮設牛舎の建設が予定される場所に、30センチほどの盛り土が施されていた。
農大校跡地は、鹿児島国体の馬術会場として先に使用される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で23年に延期されたため、全共会場として整備し直すことになった。馬術競技用の馬場をシートで覆った上で盛り土し、全共後にもとに戻す。
工事を担うヤマグチ(同市)の現場担当者は、「馬術会場を傷めないようにする必要があるので大変だが、順調だ。今月中に盛り土は終わりそう」とする。9月には仮設牛舎の建設などが始まるという。
全共は一般客の来場も見込み、県の推進室は周知に力を入れる。26日は、鹿児島市のイオンモール鹿児島で、職員が大会マスコットキャラクター「かごうしママ」とともに、家族連れらにチラシやシールを配布した。福重哲也室長は「鹿児島の食や文化といった魅力を多くの人に伝える機会にしたい」。27日からは県庁に、大会の歴史や見どころを伝えるパネルを展示している。
候補牛の選抜は、各地区で1次予選を終えた。7月8日の川辺地区を皮切りに始まる2次予選には、種牛の部の196頭が挑み、約100頭が通過する見込み。
県最終予選会は8月28、29の両日。肉牛の部や、高校・農業大学校が対象の特別区を含む24頭の県代表牛が決定する。出品対策を担当する全国和牛登録協会県支部の坂元信一副支部長は「牛のコンディションは短期間で変化する。管理が難しい中、農家の努力で全体的によく仕上がってきている」と話した。
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