華やかな七夕飾り…実は牛乳パックの再利用 8月、鹿児島神宮の祭り彩る 霧島の男性が3カ月かけ29個完成

 2022/07/04 21:00
牛乳パックで七夕飾りを作った籏昭治さん=霧島市隼人町松永
牛乳パックで七夕飾りを作った籏昭治さん=霧島市隼人町松永
 鹿児島県霧島市隼人町松永の籏(はた)昭治さん(83)は、牛乳パックを使った七夕飾り作りに取り組んでいる。3カ月で29個完成。8月の鹿児島神宮の七夕祭りで飾られるほか、近隣の老人ホーム4施設に寄贈する。

 籏さんは物作りが趣味で、牛乳パックを材料に、地区の祭りの灯籠飾りや造花を作ってきた。ところが新型コロナウイルスの影響で今年は祭りが中止となり、地域住民から集めた牛乳パック約300個の使い道に悩んだ。

 そこで鹿児島神宮に「国の重要文化財指定を氏子として盛り上げたい」と持ちかけたところ、七夕飾り作りを頼まれた。屋外に飾るため、防水性に優れた牛乳パックの強みを生かせると考えた。

 春から作り始めた。赤、青、黄の3色で高さは60~70センチ。パック8個を円柱状に重ねた本体に、冷凍食品の包装でクラゲの足のような飾りを付けた。本体はハート形や丸形などさまざま。1個あたり1時間ほどでできる。「数個作るつもりが想像以上にいい作品ができたので、たくさん作ってしまった」という。

 「コロナで沈みがちな気持ちの慰めになれば」と近隣の老人ホームにも提供することにした。「華やかな作品となるよう試行錯誤するのが楽しかった。来年はもっと驚く企画を考えている」と話している。