【投票所数】集約進み減少加速

 2022/07/07 13:14
 今回の参院選で鹿児島県内には1059カ所の投票所が設けられる。前回2019年より74カ所少ない。平成の大合併で43市町村になった10年以降を見ると、同年の1279カ所から減少が続いている。

 投票所の集約と、それに伴う設置数の減少は、人口減などを背景にした全国的な動きだ。県内の減少率は13年の2.5%を皮切りに回を重ねるごとに伸び、今回は6.5%。減少は加速していると言える。

 こうした中、有権者の利便性向上のために導入が進みつつあるのが「共通投票所」。設置した自治体に住む有権者であれば誰でも投票できるものだ。

 県内では今回初めて、日置市が38カ所の投票所を8カ所に再編し、共通投票所にした。10日の投票日にどれだけ利用されるのか、新たな投票所の形として他の市町村にも広がるのか、注目される。=おわり=