〈甲子園6日開幕〉鹿児島実 ノーシードから頂点、20度目の出場 左腕エース赤嵜ら投手陣充実 終盤の粘りに勝機

 2022/08/03 15:26
大島との鹿児島大会決勝で被安打4、10奪三振と好投した鹿実のエース赤嵜=平和リース
大島との鹿児島大会決勝で被安打4、10奪三振と好投した鹿実のエース赤嵜=平和リース
 6日に甲子園球場で開幕する第104回全国高校野球選手権大会には、各都道府県から49校が出場し、17日間の熱戦を繰り広げる。鹿児島県勢最多タイ20度目の出場を決めた鹿児島実の横顔を紹介する。

 校訓「不屈不撓(ふとう)」を体現するような試合運びで、10年ぶりとなるノーシードから鹿児島大会の頂点に勝ち上がった。1回戦で、春の九州王者・神村学園を撃破し、決勝では選抜大会出場の大島を接戦の末に倒した。2度の延長戦を制すなど、しぶとさが際立った。飛び抜けた選手はいないが、投打のバランスがよくチームの結束力に自信を持つ。接戦に強いだけに、終盤勝負に持ち込めれば面白い。

 エース左腕赤嵜は、130キロ台後半の直球とスライダーが持ち味。県大会は40回2/3を投げ、6失点と安定感抜群。緩急をうまく使い、堂々としたマウンドさばきだ。準々決勝で本塁打を放つなど打撃センスもある。直球に力がある右腕の森山や久留須、フォークが武器の井上ら控えの投手陣も充実している。

 鹿児島大会のチーム打率は3割に届かなかった。大島・大野、神村・内堀ら好投手との対戦が影響した。それでも「低く強い打球を打つ」鹿実らしい攻撃で難敵を攻略してきた。

 主将の駒壽は打点8、長打率6割6分とチームナンバーワン。打率3割8分4厘のリードオフマン藤田や振りの鋭い中軸の植戸、チーム随一の飛距離を誇る4番永井ら上位打線への期待は高い。筏は下位ながら4割6分1厘と存在感がある。

 淺井と宮原は50メートル走6秒の俊足で、代走のスペシャリストだ。神村戦で決勝打を放った濵﨑、鹿屋中央戦で勝ち越し打を打った一ノ瀬は勝負強い。

 「死ぬ気でやる」「最後まで諦めない」。野球部は創部104年。歴代の先輩たちから受け継いだ“鹿実魂”を胸に、聖地・甲子園で躍動する。

(結果詳細は南日本新聞でご覧になれます)

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