京セラ川内 新工場建設の工事安全祈願 投資総額625億円、23年秋操業開始 「経済活性化、雇用創出で地域に貢献」

 2022/08/22 21:30
地鎮祭で刈初の儀を行う佐藤隆執行役員常務=薩摩川内市の京セラ鹿児島川内工場
地鎮祭で刈初の儀を行う佐藤隆執行役員常務=薩摩川内市の京セラ鹿児島川内工場
 鹿児島県薩摩川内市の京セラ鹿児島川内工場で22日、新たに建設する工場棟の地鎮祭があった。同社や工事関係者ら約40人が出席し、安全に完成するよう祈願した。2023年秋の操業開始を目指す。

 新工場は6階建て、延べ床面積6万5530平方メートル。投資総額は625億円で、京セラでは国内最大の建屋となる。第5世代移動通信システム(5G)や自動運転技術の市場が拡大していることから、半導体部品の有機パッケージを主に製造する。

 神事後、佐藤隆・執行役員常務は「建設を機に鹿児島県、薩摩川内市の経済活性化や雇用機会創出による地域社会の発展に貢献していく」と話した。