ドローン飛行禁止 防衛省が新たに58施設を指定 鹿児島県内は2カ所追加、馬毛島は未指定

 2023/01/21 14:11
ドローン(資料写真)
ドローン(資料写真)
 防衛省は20日、上空や周辺で小型無人機ドローンなどの飛行を原則禁止する防衛関係施設を新たに58カ所指定すると告示した。鹿児島県内では海上自衛隊の奄美基地分遣隊(瀬戸内町)、鹿児島音響測定所(霧島市)の2カ所が追加された。周知期間を経て1月30日から適用する。

 対象施設の敷地・区域とその周辺約300メートルの上空を規制。飛行には施設管理者の同意や所定の手続きが必要になる。気球やパラグライダーなども含まれる。

 58施設の内訳は陸上自衛隊35、海自21、航空自衛隊2。これまでに200施設を指定しており、県内は陸自の川内駐屯地(薩摩川内市)や奄美駐屯地(奄美市)、海自の鹿屋航空基地(鹿屋市)、空自の沖永良部島分屯基地(知名町)など。米軍機訓練移転を伴う自衛隊基地整備が進む西之表市馬毛島は未指定。