鹿児島県内は今夜から大雪の恐れ 薩摩地方山地で20センチ、平地は10センチの予想 海・空の交通乱れる

 2023/01/24 11:54
鹿児島県内に出されている警報・注意報の一覧表(鹿児島地方気象台ホームページより)
鹿児島県内に出されている警報・注意報の一覧表(鹿児島地方気象台ホームページより)
 九州南部にこの冬一番の寒気が流れ込む影響で、鹿児島県本土では24日夕から25日明け方にかけて大雪の恐れがある。種子島・屋久島地方では同日昼すぎから雪を伴った北西の風が非常に強く吹く可能性がある。鹿児島地方気象台は雪を伴う暴風、高波、視界不良などに警戒を呼びかけている。

 25日正午までの24時間予想降雪量は、多い所で薩摩地方の山地(標高200メートル超)20センチ、平地10センチ、大隅地方の山地5センチ、平地3センチ。

 24日の予想最大風速(最大瞬間風速)は、県本土の陸上15メートル(30メートル)、海上20メートル(30メートル)、種子・屋久25メートル(35メートル)。同日に予想される波は県本土5メートル、種子・屋久6メートル。

 気象台は24日午前、県内17市町村に暴風雪警報を発表した。対象は日置市、いちき串木野市、阿久根市、長島町、薩摩川内市、枕崎市、指宿市、南さつま市、南九州市、東串良町、南大隅町、肝付町、西之表市、三島村、中種子町、南種子町、屋久島町。

 交通への影響も出ており、24日の鹿児島空港発着便は午前11時半現在、奄美や種子島など離島便を中心に36便が欠航を決めた。

 海の便の欠航は、クイーンコーラルクロス▽フェリーあまみ▽フェリーきかい▽フェリー屋久島2▽高速船「甑島」▽プリンセスわかさ▽種子屋久高速船「トッピー・ロケット」▽フェリーはいびすかす▽フェリーみしま▽フェリーなんきゅう。

 県道のチェーン規制は、小林えびの高原牧園線の丸尾三差路から県境▽霧島公園小林線の新湯三差路から高千穂河原。