甘さが売り、長期熟成ポンカン出荷ピーク いちき串木野

 2023/01/26 08:20
薩州ポンカンの出荷作業に追われる選果場=24日、いちき串木野市のJAさつま日置北部営農センター
薩州ポンカンの出荷作業に追われる選果場=24日、いちき串木野市のJAさつま日置北部営農センター
 長期熟成ポンカン「薩州」の出荷がピークを迎えている。鹿児島県いちき串木野市のJAさつま日置北部営農センターでは24日、農家が鮮やかに色づいた実の選果と、箱詰め作業に追われていた。先週末から県内で販売している。

 12月下旬~1月初旬に収穫し、各農家の倉庫やJA選果場で1カ月以上貯蔵。このうち糖度12度以上、クエン酸0.9%以下などの基準をクリアしたポンカンを「薩州薩摩」として売り出している。

 同JA果樹部会9農家が約199アールで栽培し、今年は15トンの出荷を見込む。例年より生産量は減ったものの、大きさ、味ともに良い出来だという。

 同センターの果樹指導兼販売係の大迫琢真さん(28)は「おいしく仕上がっている。多くの方にぜひ食べてほしい」と呼びかけた。