鹿児島県は２６日、新たに８２７人の新型コロナウイルス感染者と９人の死亡を確認したと発表した。新規感染者は９日連続で前週の同じ曜日を下回り、減少傾にあるが、亡くなる人は依然高い水準が続く。１月だけで１８１人に上り、累計７８７人の２３％に当たる。

　２６日発表の死者９人のうち１人は入院していた８０代男性で、死因はコロナ以外。２人は鹿児島市在住で、感染後に入院中だった。残る６人の性別や死因は遺族の意向で非公表。

　感染者の年代別は１０歳未満が１４０人で最も多く、３０代、４０代がそれぞれ１２８人と続いた。医療圏別は鹿児島３３２人、姶良・伊佐１１２人、川薩８５人、南薩８２人、肝属６１人、出水４７人、奄美４６人、曽於４２人、熊毛２０人。６９人はフォローアップセンターで感染が確定し、２人はみなし陽性だった。

　県内の累計感染者は４２万４０４４人になった。病床使用率は前日比３．５ポイント減の５５．６％（重症用２８．６％）。入院患者のうち重症は２人増の１０人、酸素投与が必要な中等症は９０人となっている。