鹿児島県は２９日、新型コロナウイルスの感染者６５８人と死者３人を新たに確認したと発表した。新規感染者は１２日連続で前週の同じ曜日を下回り減少傾向にあるが、死者は依然多い状況が続いている。

　死者の１人は県内の医療機関に入院中の８０代男性で死因は新型コロナ。残る２人は年代と性別、死因が非公表の鹿児島市在住者で、医療機関に入院または入所中の福祉施設で療養していた。死者は累計８０５人。

　新規感染者の医療圏別は鹿児島２５１人、姶良・伊佐１０８人、川薩８６人、南薩５３人、肝属４９人、奄美４２人、曽於３３人、出水２８人、熊毛８人。年代別は１０歳未満の１１７人が最多で、４０代１０２人、３０代９１人と続いた。フォローアップセンターで確定の感染者３７人。

　県内の累計感染者は４２万６４１２人。入院のうち重症１０人、酸素投与が必要な中等症７１人。病床使用率は５０．５％（重症者用２８．６％）となっている。

　県は２８日時点の感染者の療養状況について、医療機関に入院中を７６３人、うちコロナ病床に入院中を３６９人に修正。同日時点の病床使用率を５０．４％から５０．７％に見直した。