冬型緩み、紅梅ほころぶ 鹿児島県内は4月並みの気温に

 2023/02/01 21:32
青空に映える紅梅の花=1日午後、鹿児島市の紫原団地
青空に映える紅梅の花=1日午後、鹿児島市の紫原団地
 鹿児島県内は1日、冬型の気圧配置が緩み、最高気温は与論町23.4度、志布志市21.8度など多くの地域で4月並みの陽気となった。20.4度を観測した鹿児島市では、開花した紅梅が道行く人たちの目を楽しませている。

 同市紫原1丁目の鹿児島紫原一郵便局前の緑地帯では、高さ約3メートルの梅の木に数え切れないほどのつぼみが付いていた。約1週間前からほころび始めたという。

 近くで青果店を営む有馬武夫さん(78)は「この木が毎年一番早く咲き、春の訪れを感じさせてくれる。満開が近づくとメジロも蜜を吸いに集まって来る」と話した。

 鹿児島地方気象台によると、県内は2日以降も平年より気温の高い日が続く見込み。