種子・屋久のタクシー値上げへ 九州運輸局「改定が必要」、6月中旬めどに新運賃 県本土の値上げ申請も審査中

 2023/02/04 14:30
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)
 九州運輸局は3日、主に種子・屋久のタクシー事業者が求めている運賃値上げについて、「運賃改定が必要と判定した」と発表した。6月中旬をめどに新運賃を公表する。

 対象は西之表市と熊毛郡、鹿児島郡の鹿児島B地区。運輸局によると、2022年12月中旬までに、地区内にある全6事業者(車両計100台)から要請があり、各社の収支状況などを審査してきた。

 各社の要請は、初乗りが1.3キロまで680円(現行620円)、加算運賃は225~238メートルごとに80円(現行294メートルごとに80円)。B地区の値上げは20年2月以来となる。

 県内では22年11月、主に県本土のA地区でも値上げの申請が出された。現在は地区内の全91事業者(車両計2680台)のうち71事業者(同2470台)から申請があり、運輸局が改定が必要かの審査を続けている。