列車にはねられ25歳男性死亡 鹿児島市の竪馬場踏切付近、遮断機や警報機は作動 運休・遅れで700人に影響

 2023/02/06 07:45
事故があったJR鹿児島線の竪馬場踏切付近=5日午前8時31分、鹿児島市小川町
事故があったJR鹿児島線の竪馬場踏切付近=5日午前8時31分、鹿児島市小川町
 5日午前5時45分ごろ、鹿児島市小川町のJR鹿児島線鹿児島-鹿児島中央の線路上で、同市長田町、会社員男性(25)が、2両編成の下り普通列車にはねられ、搬送先の病院で死亡した。運転士1人と乗客37人にけがはなかった。

 鹿児島中央署によると、現場は竪馬場踏切から鹿児島中央駅方向に約10メートル下った線路上。遮断機や警報機は作動していた。列車は国分発鹿児島中央行きで、運転士は「線路に人が横たわっていた。ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているという。

 JR九州によると、この事故で特急列車2本普通列車4本が運休、普通4本が最大88分遅れ、約700人に影響が出た。