野球「おいどんカップ」経済効果6.3億円もあった 37チームが参加、来場は2.2万人

 2023/05/30 08:14
熱戦が繰り広げられたおいどんカップ
熱戦が繰り広げられたおいどんカップ
 2月23日から3月12日にかけて鹿児島県内外の大学や社会人など37の野球チームが対戦した「薩摩おいどんカップ2023」の経済効果が約6億3000万円に上ると29日、実行委員会が発表した。

 大会は鹿児島市、薩摩川内市、日置市、姶良市で72試合開催した。来場者数を計測してアンケートで県外客の割合を推計。来場者2万2080人中、県外は約3000人だった。選手やスタッフなど参加チームの関係者は1362人で県外は約1141人だった。

 来場者や参加チームによる周辺の飲食店や宿泊施設での消費支出のほか、原材料購入などの波及効果を合わせた。九州経済研究所(鹿児島市)が調査した。

 小薗健一実行委員長(59)は「大変励みになる数字だ。風物詩として定着させたい大会であり、来年以降も選手や観客の満足度を上げながら大会を継続していきたい」と話した。