【台風2号】沖縄の南海上を北北東へ進む 奄美は今夜遅く暴風域の恐れ 西日本から東日本は3日にかけて大雨に

 2023/06/01 11:15
 大型の台風2号は1日午前、沖縄の南の海上を北北東へ進んだ。次第に進路を東寄りに変え、奄美地方は昼過ぎまでに全域が強風域に入る見込み。奄美南部は夜遅くに、北部は2日明け方に風速25メートル以上の暴風域に入る恐れがある。局地的に激しい雨や落雷、竜巻の可能性もあり、気象台はうねりを伴った高波や暴風、土砂災害に警戒を呼びかけている。

 台風2号は1日午前9時現在、風速25メートル以上の暴風域を伴いながら沖縄県宮古島の南南東約90キロを時速約15キロで北北東へ進んだ。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。1日午前3時の観測で、大型で強い台風から「大型の台風」に変わった。前線の影響で、西日本から東日本の広範囲で3日にかけて大雨になる地域がある。

 1日の奄美の予想最大風速(最大瞬間風速)は北部20メートル(30メートル)、南部25メートル(35メートル)、2日は北部、南部ともに25メートル(35メートル)。波は1日が北部7メートル、南部8メートルで、2日は北部8メートル、南部9メートル。1日の予想1時間降水量は多い所で40ミリ、2日は30ミリ。2日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で150ミリ。3日午前6時までの24時間は多い所で50〜100ミリを見込む。