大相撲夏場所で初の殊勲賞 明生、故郷の瀬戸内で合宿入り 地元期待「三役復帰を」

 2023/06/17 17:28
瀬戸内町役場前で記念撮影する明生(中央)ら関係者=16日
瀬戸内町役場前で記念撮影する明生(中央)ら関係者=16日
 大相撲立浪部屋の鹿児島県瀬戸内町合宿(17、18日)に先立ち、町と後援会は16日、激励会をきゅら島交流館で開いた。夏場所で3場所ぶりに勝ち越し、初の殊勲賞に輝いた地元出身の明生(前頭6枚目)の三役復帰を期待し、大きな拍手を送った。

 東京明生後援会が合宿を企画し、関係者ら約100人が駆け付けた。立浪部屋は15人。関脇豊昇龍、宇検村出身の幸奄美(序二段)も元気な姿を見せた。町の観光大使に任命された明生は「瀬戸内町、奄美大島を元気にできるよう一生懸命頑張る」と決意を述べた。

 激励会前の歓迎セレモニーで、鎌田愛人町長が「実りの多い合宿にして」とあいさつ。立浪親方(元小結旭豊)は「みんな楽しみにして来た。住民と仲良くしたい」と応えた。

 18日には、ちゃんこ鍋を先着約150人に振る舞い、写真撮影やサイン会などで交流する。