稽古の後は気さくにサービス…明生関、古里のファンと交流 大相撲立浪部屋が瀬戸内合宿

 2023/06/21 08:33
ファンの求めに応じてサインする明生関=18日、瀬戸内町古仁屋
ファンの求めに応じてサインする明生関=18日、瀬戸内町古仁屋
 大相撲立浪部屋が17、18の両日、鹿児島県瀬戸内町古仁屋で合宿をした。同町阿室釜出身の前頭6枚目明生関(27)=本名川畑明生=や、関脇豊昇龍関(24)らは小中学生と相撲を取り、記念撮影などで住民と交流した。

 東京明生後援会主催で、立浪親方(元小結旭豊)ら総勢15人が現地入り。力士は稽古後、地元の小中学生らに胸を貸した。片手でまわしをつかみ、軽々と持ち上げるなどして沸かせた。

 昨年の全国中学校体育大会・相撲個人で準優勝した古仁屋中学校3年重村鴻之介さんは、豊昇龍関に1対1のぶつかり稽古をしてもらった。「体が重くて風格があった」と喜んだ。

 ちゃんこ鍋の振る舞いもあり、先着約130人分の整理券が早々になくなるほどの人気。その後のサイン会で明生関はファンの求めに応じて気さくに握手し、写真に収まった。

 明生関は「期待に応えられるように一生懸命頑張りたい」。宇検村出身の序二段幸奄美さん(25)=本名中田翔太=も「パワーをもらった」と来場所の活躍を誓った。