米軍無人機MQ9の鹿屋展開 防衛相、期間延長否定せず「事故想定していなかった」 滑走路逸脱から2週間

 2023/09/06 11:02
記者の質問に答える浜田靖一防衛相=5日、防衛省
記者の質問に答える浜田靖一防衛相=5日、防衛省
 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)で米軍無人偵察機MQ9が滑走路を外れたオーバーランを巡り、浜田靖一防衛相は5日の閣議後会見で、11月20日までとしているMQ9の一時展開期間に変更の可能性があるのかを問われ「現時点では答えられない。今後の話し合いになる」と述べた。米軍の事案調査によって展開期間が延びる可能性を否定しなかった。

 MQ9の一時展開で鹿屋基地を使用する期間は、昨年7月の日米合同委員会で「飛行運用の開始から1年間」と合意している。鹿屋市と九州防衛局が結んだ協定でも「期間の延長は行わない」と明記されている。

 オーバーランによる展開期間への影響に関し、浜田防衛相は「調査の報告や問題点など、全部洗い出しが終わってから、これからの運用がどうなるかを判断しなければならない」と強調。「11月20日というのがわれわれの目標。それを決めた段階では、こういった事故が起きることは想定していないので、どのように判断するかは米側との調整になる」とした。

 一方、発生から2週間が経過したが、米軍が機体を現場から回収して以降、新たに分かったことはないとした。

 防衛省西日本協力課は「期間は11月20日までの1年間であるという認識は変わらない。これを前提に米側から情報提供を受け調整していく」と説明した。