H2Aロケット47号機 射点に移動完了 あす7日午前8時42分11秒打ち上げ 種子島宇宙センター

 2023/09/06 20:47
ゆっくりと射点へ移動するH2Aロケット47号機=6日午後6時21分、南種子町の種子島宇宙センター
ゆっくりと射点へ移動するH2Aロケット47号機=6日午後6時21分、南種子町の種子島宇宙センター
 三菱重工業は7日午前8時42分11秒、小型月面探査機「SLIM(スリム)」とエックス線分光撮像衛星「XRISM(クリズム)」を載せたH2Aロケット47号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げる。同日のセンター周辺はおおむね晴れの予報。予備期間は15日まで。

 同社によると、打ち上げに向けた準備は順調に進んでいる。6日午後6時には、機体を約500メートル離れた射点に約30分かけて移動した。

 打ち上げは当初5月ごろを計画していた。2段目エンジンに共通の機器を使う「H3」1号機が打ち上げに失敗し、原因究明のため延期。8月26日に変更した後、天候を理由に3度延期した。

 H2Aは2005年の7号機から40機連続で打ち上げに成功しており、成功率は97.82%。50号機で終了する予定。