プリプリ食感がたまらない…「伊勢エビ」シーズン到来 肝付、阿久根で恒例の祭り始まる

 2023/09/09 08:01
秋のえっがねをPRする坂下友宏さん=6日、肝付町南方
秋のえっがねをPRする坂下友宏さん=6日、肝付町南方
 鹿児島県肝付町で9日から「秋のえっがね祭り」が開かれる。同町特産の伊勢エビを、内之浦、高山地区の5店舗で堪能できる。10月22日まで。

 県内有数の漁獲量を誇る町の恒例行事。内之浦地区の「瀬里奈」では刺し身やみそ汁が楽しめる「えっがね定食」を3000円で提供する。店主の坂下友宏さん(49)は「外海は台風の影響が気になるが、漁は順調そう。プリプリとした食感を手軽に楽しんでほしい」と話した。

 他の参加店は、きらく、いなかのお店、旅館ふくのや・洋食ニューロケット、活魚料理網元。各店舗、3000~8800円で刺し身や焼き料理などを提供する。天候によって入荷状況は異なるため、店への事前の問い合わせを推奨している。町観光協会=0994(67)2888。

■阿久根

 阿久根市内で9月から、恒例の「阿久根伊勢えび祭り」が始まった。東シナ海の潮流を受けて身が引き締まった伊勢エビを使い、10店舗が生き造りや刺し身、すしなど工夫を凝らしたメニューを展開している。10月末まで。

 メニューは店ごとに異なり、定食やコースは5000円前後から1万円台まで。参加店情報やメニューは市観光サイト「アクネ うまいネ 自然だネ」に掲載している。

 市場食堂ぶえんかん(同市晴海町)の定食は伊勢エビの刺し身など8品で5500円。牛ノ浜八千代フロアマネジャー(61)は「大鍋で煮た頭のみそ汁が自慢。地魚の刺し身やタカエビのコロッケなど阿久根の海の幸を楽しんで」と話した。一部店舗を除き要予約。問い合わせは市商工観光課(平日のみ)=0996(73)1114。