高校生スイーツ「農芸のマスカッツォ」 果実皮ごと3粒 マカロンも添えて 10日に限定販売 いちき串木野

 2023/09/09 11:46
市来農芸高校と菊屋がタッグを組んだ「農芸のマスカッツォ」
市来農芸高校と菊屋がタッグを組んだ「農芸のマスカッツォ」
 鹿児島県いちき串木野市の市来農芸高校と菓子店「菊屋」がタッグを組み、新作スイーツ「農芸のマスカッツォ」を開発した。パンに生クリームを挟んだマリトッツォに、同校で栽培したシャインマスカットを入れた。菊屋で10日、200個を販売する。1個380円。

 農業科果樹班の課題研究の一環。3年の橋口佳奈さんが同校産マスカットの6次産業化に関する意見発表をし、これを基に菊屋の宮内淳次社長(37)にコラボを提案した。

 1日に橋口さんら生徒4人が宮内社長の助言を受けながら試作した。クリームチーズなどを塗ったパンの間に大量の生クリームを投入し、皮ごと食べられ、糖度の高いマスカットを3粒使用。校章をプリントしたマカロンを添えた。

 「食材同士の相性が良く、おいしく仕上がった」と橋口さん。「マスカットの加工品は初めての挑戦。後輩にも商品開発を続けてほしい」と期待した。

 10日は同校で栽培した野菜なども併せて販売する。