鯨食文化を守ろう 洋風5品、80人がクジラ料理を堪能 商業捕鯨の共同船舶が肉提供 鹿児島市

 2023/09/11 11:07
アイスランド産ナガスクジラのローストを堪能する参加者=9日、鹿児島市の鹿児島大学稲盛記念館
アイスランド産ナガスクジラのローストを堪能する参加者=9日、鹿児島市の鹿児島大学稲盛記念館
 鯨食文化の普及と継承を目的とする「くじら料理を喰(く)らう会」が9日、鹿児島市の鹿児島大学稲盛記念館であった。約80人の参加者は日本の沖合で取れたイワシクジラのカルパッチョやアイスランド産のナガスクジラのローストなどの洋風料理5品を堪能した。

 新型コロナウイルスの影響で途絶えており4年ぶり8回目の開催。「鹿児島くじら食文化を守る会」(井上順夫会長)が主催し、鯨肉は商業捕鯨をしている共同船舶(東京)が提供した。

 井上会長は「クジラはさまざまな料理でおいしく食べられる。将来的に漁獲枠が拡大し、多くの消費者に行き届いてほしい」と願った。