政党間の協議が、脱原発が…野党共闘なぜ進まない? 次期衆院選に向け市民グループが鹿児島で集会

 2023/09/18 08:28
参加者の質問に答える各党や政治団体の関係者=17日、鹿児島市の宝山ホール
参加者の質問に答える各党や政治団体の関係者=17日、鹿児島市の宝山ホール
 市民グループ「市民・野党共闘をすすめるALLかごしまの会」は17日、鹿児島市でタウンミーティングを開いた。次期衆院選での野党共闘の実現に向け機運を高める狙い。

 立憲民主、共産、社民の各党と政治団体「新社会党」の関係者や市民ら約70人が参加。社民の大森忍県連代表代行(65)は「野党共闘で一つにまとまらないと、選挙で自民に勝つのは簡単でない」などと訴えた。

 意見交換では参加者から共闘が進まない原因を問う声が上がり、党関係者の1人は「(国政レベルで)協議が止まっている」。別の1人は「原発ゼロ社会に向けた動きに温度差がある」と説明した。

 同会は県内全4選挙区での野党候補者一本化や、共通政策の締結を目指している。終了後、同会の高岡茂共同代表(71)は「共闘実現に向け、率直な意見交換を積み重ねていきたい」と話した。