「伊佐に転生(ひっこし)してみたら?」 東京ゲームショウに自治体として出展へ 企業誘致やマッチング狙う 鹿児島

 2023/09/20 17:30
東京ゲームショウ2023の伊佐市のブースで配布されるリーフレットを手にする関係者=伊佐市
東京ゲームショウ2023の伊佐市のブースで配布されるリーフレットを手にする関係者=伊佐市
 鹿児島県伊佐市は、21~24日に千葉市の幕張メッセで開かれる「東京ゲームショウ2023」にブースを出展する。22年には約14万人が来場し、コロナ禍が明けた今年は2倍以上の人出が見込まれるゲーム業界世界最大級のイベントで、市の魅力をPRする。

 ゲーム開発会社やパソコン関連の企業、専門学校など、国内外から約850のブースが出展する大規模な催し。うち自治体の出展は6件と珍しい。伊佐市は昨年度、地元の情報発信などを目指して企業向けに初めて出展。200社以上が立ち寄った。

 今回も21、22の両日の「ビジネスデー」に出展。伊佐をPRし、企業誘致や市内事業所とのマッチングを狙ってコラボレーションなどを提案する。ゲーム風のイラストに「伊佐に転生(ひっこし)してみたら?」の文字をあしらったリーフレットを作り、市内13の企業紹介をゲームカード風に仕立てたチラシも用意した。

 市はゆくゆくは一般来場者向けにも出展し、移住者の誘致にもつなげたい考え。ブースの運営に当たる市観光特産協会の宮崎光平さん(37)は「伊佐にいると話ができないような大企業の人とも話ができる。実績を重ねて街の活性化につなげたい」と話す。