424年目の川内大綱引 あす22日夜、4年ぶりに本格開催 長さ365メートル、重さ7トンの大綱 3000人が激突

 2023/09/21 11:35
2018年9月、川内大綱引で一番太鼓を合図に激しくせめぎ合う男衆=薩摩川内市西向田町
2018年9月、川内大綱引で一番太鼓を合図に激しくせめぎ合う男衆=薩摩川内市西向田町
 424年目とされる鹿児島県指定無形民俗文化財・川内大綱引が22日、薩摩川内市向田地区の国道3号である。新型コロナウイルスの影響で2020年以降は神事や綱練りのみを実施し、本格開催は4年ぶり。約3千人が上方と下方に分かれ、長さ365メートル、重さ7トンの大綱を引き合う。

 午後8時15分、一番太鼓の合図で始まる。最前線で敵の引き手を妨害する「押し隊」の激しいぶつかり合いが見どころ。勝負は約1時間半にわたり、勝負所を探る両陣営の駆け引きも注目される。

 会場周辺では交通規制がある。国道3号は午後3時半から11時まで全面通行止め。綱練り会場となる県道川内串木野線の神田通りは、午前6時から午後4時まで通れない。川内大綱引保存会=0996(21)1851。

 主な催しは次の通り。

 午前10時 綱練り▽午後3時半 綱出し▽同7時 ダン木祭り▽同8時15分~10時 大綱引